住めばそれなり ごろ日和

黒白猫とその飼い主のごろごろな暮らしをゆる~く発信

「赤毛のアン展」

先週のことですが、「赤毛のアン展」を見に行きました。(@福岡三越)
原作者のモンゴメリや翻訳した村岡花子に関する展示、プリンスエドワード島の紹介などありましたが、にゃんごろ的収穫は次のとおりです。

  1. 赤毛のアン」の続編に登場する陶器の犬「ゴグとマゴグ」のモデルとなった陶製の犬の展示。
  2. モンゴメリのウェディングドレス(レプリカ)の展示。
  3. モンゴメリの直筆原稿。
  4. モンゴメリは大の猫好き。サインには黒猫のイラストをよく添えていたそうです。いとこに贈った本にかかれた実物を見ました。

「ゴグとマゴグ」は結婚したアンの家の炉辺を守っている置物ですが、それって実際にモンゴメリの家にあったものがモデルなんだそうです。名前も同じ「ゴグとマゴグ」。わたしは耳がたっている犬だと想像していたんですが、耳は垂れていて思っていたより小さかったです。二匹のうち一匹は壊れてしまったそうで、一匹だけの展示でした。
ウェディングドレスはハイネックでゆるやかなラインで袖のレース(袖全体ではなく一部にあしらってある)が素敵でした。パールがあちこちにぬいつけてあって、ベールはかすみのようでたっぷりとしていて、なんとなくアンが着たドレスもこんな感じじゃなかったのかな。
直筆原稿を見られたことは感激です。でも、流れるような筆記体、読めなかった…。
そのほかにも「ばらのつぼみのついた茶器」のモデルになったティーセット(「ゴグとマゴグ」と同じく実際にモンゴメリの家にあったもの)を使ったテーブルセッティングを再現してあったり、アニメの「赤毛のアン」のセル画や背景画の展示、赤毛のアンの時代に作られた大きなキルトや当時の生活用品、新潮文庫赤毛のアンシリーズの表紙の原画など興味深く見て回りました。

思いがけず実物を見ることができた「ゴグとマゴグ」。これがツボにきたようで、グッズ販売コーナーで探して回りました。ずばり陶製のミニチュアがあってほしいなあと思ったんだけど、もし置くなら大きいのがいいと思っているので却下。ストラップにしました。写真はストラップのチャーム部分をはずしてブックカバーのしおりにつけたところです。この「ゴグとマゴグ」やモンゴメリのサイン、ウエディングドレスの写真のポストカードがあったら欲しかったんだけど、残念ながらそういうのは売っていませんでした。でも、なかなか見ごたえのある内容でした。