住めばそれなり ごろ日和

黒猫とその飼い主(にゃおりん)のごろごろな暮らしをゆる~く発信

ナンキンハゼ

ナンキンハゼという木が好きです。ハート型の葉で紅葉がとりわけ美しいのです。
以前大分に住んでいたころ家のまわりは住宅街で、自分はマンションに住んでいましたが戸建ての家が多くて買い物やらなんやらの用事で歩いて通るのがけっこう楽しみでした。今時のオープン外構でガーデニングばりばりって感じの家ではなく(そういう家もすきです)、昭和(といってもかなり後期、平成に近い。間違っても戦前ではありません。昭和40年代風のお宅はけっこうあった。)の香りがそこはかとなく漂うお宅、派手さはないけどちゃんと手入れがしてあるお庭、そうかと思えばモッコウバラが庭木に野放図にからんで咲き誇っているお宅などなど。わたしにとってかなり見ごたえがあるお宅が並んでいたのです。
すてきなお家の中には理由はわからないけれど明らかに空き家になっている家もあり、その中の一軒のお庭にナンキンハゼが植わっているのを見つけました。樹高三メートルほど。シンボルツリー的に前庭の中心に植えられていました。秋になると真っ赤に色づいて、それが建物の白い外壁に映えてとてもきれいでした。紅葉の季節にはその家の前をできるだけ通るようにしていたものです。いつか自分の家にも植えたいななどと思っていました。
しかし、ナンキンハゼはとても大きくなる木です。広い庭がないと植えるのはむずかしい。数年後、戸建ての家に引越しましたが庭はそんなに広くなかったのであきらめました。*1その後、庭のない家に移ったので、ナンキンハゼは夢物語に。近所のお屋敷に植えられているナンキンハゼ(以前ブログにも書いた「親不知子不知」の歩道の横のお宅)を眺めて慰めにしていました。そんなこのごろ、うちのすぐ近くの空き地にナンキンハゼがてんとばえしているのを発見したのです! 樹高二メートルくらい。なにを考えているかというと、種をとるか枝をもらって家で育てられないかとたくらんでいるのです。鉢植えになるけど。うまくいくかなあ。まずは「入手」しなければ。

*1:ナンキンハゼは鳥が実を食べて種を運びそれで芽生えてそだつことも多いらしいですが、実は、うち(庭がある、前住んでいた家)の前庭にはそうやって生えたと思われるセンダンの木がありました。センダンもナンキンハゼ同様、ものすごく大きくなる木です。一般的には庭木には向きません。生命力も強く根元から切ってもどんどん育ってきます。お察しの通り、センダンの木は家の屋根にかかるくらい大きくなって、電線にもあたっていたので、一度ばっさり切りました。家を売る半年くらい前のことです。でも、春になるとまた芽吹いてました。そんな恐るべきセンダンですが、茂った葉っぱは涼やかで、房咲きの薄紫の花はいい香りがして、落葉して枝ばかりになった姿もわたしは好きでした。少しの間でもセンダンのある家に住むことができてしあわせでした。でも、どうせならナンキンハゼが生えて来たらよかったな…。