読んだ本の数：2冊
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ナイス数：2ナイス
猫のいる日々 (徳間文庫)の感想
本一冊どこを開いても猫の話。作者は大の猫好きだったそうだけど、文章を書くときはなんというか作家として猫との距離を保って書いているところがすごい。ただの飼い猫自慢じゃないのがすごいと思う。猫のこと以外にも藤棚の下に床を広げて、そこで花見以外に日向ぼっこしたり月を眺めたりする話なんか、今で言うアウトドアリビングに考え方そのものでうらやましくってしょうがない。京都か奈良のお寺に行って人間にはわからないように煮干しを庭のあちこちに隠してまわって、それを猫が見つけるところを想像してにまにましてるところとか最高!
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