住めばそれなり ごろ日和

黒白猫とその飼い主のごろごろな暮らしをゆる~く発信

黒猫大(?)冒険

ぐっと冷え込んだ灰色の朝、黒猫が脱走しました。

オットが仕事場に行こうと玄関ドアを開けた隙にひょろっと外に出てしまい、あれよあれよという間に下に降りて行って(うちの玄関は2階にある)しまいました。うちは建物と塀(人の背丈ほどあるブロック塀)の間が狭く簡単に人がはいれないようになっていて、しかも仕切りやドア(前の地震で蝶番がずれて開かない)があってぐるっと一周できません。しかし、猫は自由に出入りできる隙間はたくさんあるので、野良猫は自由に通行してよく庭に入り込んできたりします。そんなやっかいな場所に猫が逃げ込んでしまった! 
今までも何度か脱走したことがあるんですが、その時の経験から時間がたてば戻ってくるとは思いました。怖がりなので人や車がよく通る表の道の方にも行かないだろうと思いました。ただ、うちの裏は駐車場になっていて車の出入りがあります。なにかのはずみ(知らない人や猫に驚いて)でとびだしてしまわないとも限りません。だから、できるだけはやく身柄を確保したい。
さて、黒猫は上の図の赤いラインのところをうろうろしているようで、時々見かけて捕まえようとするけれど逃げられてばかり。庭に戻ってきたらつかまえようと寒空の下、庭で椅子に座って黒猫を待つわたし。いる場所はわかるんだけど近づけないというのはもどかしい。そのうち、大きな鳴き声が聞こえるような気がしました。庭と猫がいると思われる裏庭は建物をはさんで反対側になるので、音がきこえにくいのです。が、確かに鳴いているように思えます。外階段をあがって玄関の前から身をのりだしてそちらの方をみると、塀のはしっこに黒猫がいるのが見えました。図の赤丸のところです。声をかけると返事をしました。おおいそぎでぐるっとまわって、裏の駐車場に行きました。駐車場の端に物置があって図でいうと右側からちかづいて「おいで」と呼ぶけど黒猫は動きません。右側からでは1m以内には近づけなかったので左側から行きなおすと、なんと、へいの上にはジジの他に茶トラの猫さんがいた! どうやら二匹はそこで睨み合っていたらしい。というより、ジジが睨まれて半ペソかいてるといったほうがいい感じ。ジジはノラ猫に出くわしてしまい威嚇されて動けなくなっているのでした。もう無我夢中でジジを回収。ジジ、固まってしまっていて無抵抗。そこからとなりのビルの横を通って表の道路にでて家にもどるんだけど、ふだんならそんなところ(庭以外の場所)で抱っこされるとこわがって家に戻ろうとしてもがくのに、よほどこわかったんでしょう。比較的おとなしく抱っこされたままで家に着きました。もう脱力…。脱走して一時間ほど経っていました。
うちの猫は室内飼いで箱入り(笑)お嬢さんなので、野良猫とじかに対面して凄まれたのがショックだったみたいです。家に戻ってもしばらくしょぼんとしていました。これに懲りてもう脱走はしないでくれるといいんだけどなあ。