ようやく読み始めた。お気に入りのコージーミステリー、トラ猫・ミセスマーフィシリーズとついつい比べてしまう。
《共通点》
- 舞台はアメリカ。
- 主人公は30代の独身女性。離婚経験あり。
- 元夫は復縁したがっている。
- ヒロインは猫を飼っている。
- 一般人なのに事件解決に深くかかわってしまい危険な目にもあう。
《異なる点》
- ミセスマーフィシリーズのヒロイン・ハリーは都会に関心なし。田舎での暮らしにこのうえない喜びを感じている。
- 一方こちらのヒロイン・クレアは都会派。子育て期間中は(そう、ハリーには子どもはいないけど、クレアには娘がいる)郊外にひっこんでいたけど、いろいろあってまたニューヨークに戻ってきた。グリニッジビレッジにあるコーヒーハウスを営んでいる。
- ミセスマーフィシリーズでは動物たちがしゃべったり推理するけど、クレアの愛猫はしゃべらない。
初めは対照的なヒロインの設定に違和感を感じたりしたけど、読んでいくうちに気にならなくなり一気に読み終えた。コーヒーのことが物語りのあちこちで語られているので、読んでいる間じゅう、コーヒーの香りがあたりに漂っているような錯覚に陥ってしまった。いろいろなアレンジコーヒーが登場するんだけど、わたしはふだんアレンジコーヒーはほとんど飲まないけど久しぶりに飲みたくなった。アレンジコーヒーではないけど、カプチーノをつくってみた。影響されやすい性格。
お話は気に入ったのでシリーズの続きも読もうと思う。
名探偵のコーヒーのいれ方 コクと深みの名推理1 (ランダムハウス講談社文庫)