住めばそれなり ごろ日和

黒白猫とその飼い主のごろごろな暮らしをゆる~く発信

「名探偵のコーヒーのいれ方」

ようやく読み始めた。お気に入りのコージーミステリー、トラ猫・ミセスマーフィシリーズとついつい比べてしまう。
《共通点》 

  1. 舞台はアメリカ。
  2. 主人公は30代の独身女性。離婚経験あり。
  3. 元夫は復縁したがっている。
  4. ヒロインは猫を飼っている。
  5. 一般人なのに事件解決に深くかかわってしまい危険な目にもあう。

《異なる点》

  1. ミセスマーフィシリーズのヒロイン・ハリーは都会に関心なし。田舎での暮らしにこのうえない喜びを感じている。
  2. 一方こちらのヒロイン・クレアは都会派。子育て期間中は(そう、ハリーには子どもはいないけど、クレアには娘がいる)郊外にひっこんでいたけど、いろいろあってまたニューヨークに戻ってきた。グリニッジビレッジにあるコーヒーハウスを営んでいる。
  3. ミセスマーフィシリーズでは動物たちがしゃべったり推理するけど、クレアの愛猫はしゃべらない。

初めは対照的なヒロインの設定に違和感を感じたりしたけど、読んでいくうちに気にならなくなり一気に読み終えた。コーヒーのことが物語りのあちこちで語られているので、読んでいる間じゅう、コーヒーの香りがあたりに漂っているような錯覚に陥ってしまった。いろいろなアレンジコーヒーが登場するんだけど、わたしはふだんアレンジコーヒーはほとんど飲まないけど久しぶりに飲みたくなった。アレンジコーヒーではないけど、カプチーノをつくってみた。影響されやすい性格。

お話は気に入ったのでシリーズの続きも読もうと思う。
名探偵のコーヒーのいれ方 コクと深みの名推理1 (ランダムハウス講談社文庫)