住めばそれなり ごろ日和

黒白猫とその飼い主のごろごろな暮らしをゆる~く発信

ふぐを食べに行く

あいにくの天気、風の冷たい曇り空の下、北九州市の門司にふぐを食べに行ってきました。JR九州が発売している「駅長おすすめの日帰りグルメきっぷ」を利用しました。これは往復のJR乗車券とお食事がセットになっていて、手軽に小旅行気分で出かけられます。福岡市内から門司港駅までは普通列車を利用しますが、特急券を買えばもちろん特急列車にも乗れます。今日はのんびり普通列車(ただし快速で)で門司港まで行きました。

所要時間1時間20分ほどで門司港駅に到着〜。とってもレトロな門司港駅の駅舎。門司港周辺では今ふぐとおひな祭りのイベントがあっていて、駅にもキュートなふぐのランタンが飾ってありました。帰りに写真をとろうと思って行きにとらなかったのに、帰りは列車がぎりぎりだったので撮り忘れてしまった。うーむ、残念。
さて、門司港駅の近くにはほかにも歴史を感じさせる建物がたくさんあります。

これは旧三井倶楽部。ほかにもレンガ造りの建物(旧門司税関、旧大阪商船、旧九州鉄道本社など)があったり、散策するのも楽しいのですが、今日はけっこう寒くて、しかも海沿いなのでよけいに風の冷たさが身にしみて散策はパス。ちょっと残念。
お食事はふぐです!

じゃーん、わたし、この冬最初にして最後のふぐです。ふぐさしのほかにもからあげ、白子の茶碗蒸し、ふぐちり、雑炊などなど。写真をとるのも忘れて舌鼓をうちました。お店は「伯翠庵」という、ちょっと山の方にあがっていったところにある静かなところです。今日通されたお部屋はテラスから山の景色を楽しみながら食事ができるようなしゃれたお部屋。

わかりにくい写真ですが、熊笹が一面に茂っているんですよ。そこに椿の木が少しあって、今は水仙も咲いていました。たぬきか猿がでてきそう〜。この熊笹を日本酒につけこんだお酒を大きな朱の杯でいただくのが、ここの名物なんですって。女将みずからお酒をついでくれます。顔がすっぽり隠れるような大きな杯。もちろん、並々とつがれるわけではありませんよ。ふだんはお酒は飲まないけれど、珍しいので少しいただきました。
伯翠庵

さて、食事がすんでまた駅まで戻ってきました。「日帰りグルメきっぷ」に入場券がついていた「九州鉄道記念館」に行ってみました。ここは「九州鉄道発祥の地に出現した鉄道のテーマパーク」(リーフレットより)だそうです。鉄道ファンの人が喜びそうなところだなあ。

これは旧〇哩標。明治24年に門司駅(現門司港駅)が開業された時に九州鉄道(鹿児島本線)の起点と定めたポイントなんだそうです。現在は駅が移転しているので起点もちがう場所なのね。あまり期待せずにいったんですが、いきなりおおっと関心が高まりましたよ。

SLです!

大きい〜。

うひょ〜。
もちろんわたしは蒸気機関車をリアルで体験してはいませんが(母の話によると、わたしが赤ん坊の頃はまだ走ってたらしいのですが。)、なんか、こう、いいよねー、SLって。

昔は特急といえば、この車両だったなあ。なつかしー。うん、OLの頃に大分である友人の結婚式に出席するためのった特急もこの車両だったような覚えがあります。けっこう最近まで走ってたのね。今は九州では、つばめ、ソニック、有明、かもめと個性豊かないろんな車両で走っているけど。
記念館の中でみつけたおもしろいもの@にゃんごろチョイス


ブルートレインのヘッドマークですね。

博多駅の時刻表に大名の上久醤油(福岡市の醤油屋さん)の広告が! 昔っからこういう広告ってあったんですね。
鉄道関係の古いグッズ(グッズっていうか、実際に業務で使用されていたものたち)が展示してあったり、運行シュミレーター(電車でゴーですよ)があったり、思っていたよりずっと面白い場所でした。

本館前から海の方を見ると手前に門司港駅。建物の間から関門橋がちらりと見えます。対岸は本州・山口県下関市。今度は脱・九州したいな。
九州鉄道記念館

帰りはまた普通電車(快速)に乗ってゆるゆると帰りました。