住めばそれなり ごろ日和

黒白猫とその飼い主のごろごろな暮らしをゆる~く発信

家を売りました


十数年前郊外の新興住宅地に購入した一戸建ての家。そこで猫と花に囲まれて暮らすつもりだったけど、諸般の事情でオットの実家にもどり、それから数年間、まちの家(実家)といなかの家(郊外)を週末に行ったりきたり。それはそれで楽しかったけれど、毎週行き来するのがだんだんめんどうになってきたし、どちらの家も中途半端な感じになってくるし、ローンの負担もあるし、いなかの家を売却することになりました。以下その顛末をメモしたものです。
2010年11月某日 某不動産会社の営業の人と初打ち合わせ。家を見てもらう。築13年にしてはきれいに住んでいると言われて(セールストークかもしれないけど)少し気が楽になる。
2010年11月某日 某不動産会社と売買の仲介の契約。鍵も預ける。平日にわたしたちが不在の時に見学希望者が居る場合に備えて。家の中を人に見られてもいいようにきれいにしておかないといけなくなり、散らかし魔のわたしとしてはきつい状態。年末大掃除をかねて少しずつぼちぼちと片付けと掃除をしていく。
2010年11月某日 物件募集キャンペーン中ということで、VISAギフトカードを不動産会社からいただく。嬉しい。
2010年12月某日 物件情報をネットや住宅情報誌に登録してもらう。
2010年12月某日 家に見学者第一号。あまり手ごたえはない感じだったけど、反応があったことはいいことだ。
2010年12月某日 見学者一号の人は「猫アレルギーがあるから」と言う理由で購入には至らず。
2010年12月某日 見学2件目。幼児と赤ちゃん連れのご夫婦。おそらく子どもが生まれて現在の住居が手狭になったので家を探していると思われる。家を気にいったようすはあったけど、まあ、現在の家主の前であからさまにけちつける人はいないよね。
2010年年末 このところ週末は見学者がくるかもと緊張していてけっこう消耗していたんだけど、さすがにクリスマスからお正月にかけては見学者はなく、久しぶりに寛いで過ごすことができた。見学に来られる時は、もちろん事前に連絡はあるが、家の中をいつも片付けてきれいにしておかないといけないのは、わたしにとっては非常に努力しないといけないことで、とてもとてもきついのです。
2011年1月某日 初めて平日に見学のアポイントメントが入った。平日は不在にしているので不動産会社の担当の人に鍵を預けてある。留守宅を他人に見られるのは実のところあまりいい気持ちではない。しかも、この年末年始、風邪をひきこんでしまったので掃除があまりできてなく、正月休みから帰ってくるときは風邪が最高潮に悪かったのであまりきちんと片付けずに家をでてきてしまった。うわー、洗濯物は干してなかったと思うけど、だいじょうぶかな? 熱でもうろうとしながらでてきたので記憶もあいまい。天気が悪くなくて風邪をひいてなければ前の日(電話をもらった日)に出向いて掃除するんだけどなあ。タイミングが悪い。もう腹をくくって商談成立を祈ろうと思う。
2011年1月某日 年末に一度きた人が再来場。ご夫婦と幼児、赤ちゃんの四人家族。気に入ってくれてるみたい。ここは子育てにはすごくいいところだと思います! ぜひぜひ決めてー。
2011年1月某日 2回来場したご家族は見込みありそうだと思っていたんだけど、結局まとまらなかった。奥様が運転免許をお持ちじゃないとのことで、確かに子どもがいて免許無しは、あの場所はちょっとつらいかな。残念。
2011年1月某日 不動産会社から再度広告をだすが価格を少し下げてはどうかと打診があった。が、オットは強気。今回も当初の希望価格でお願いした。できるだけはやく終らせたいんだけどなあ。
2011年2月某日 あれからアポイントはなし。なかなか売れないね。年末に大掃除(完全じゃないけど)したところもまただんだん汚れてくるし、暖かくなると庭も草が伸びてきてみっともないし、家の中も外もきれいにしておくのは週末だけじゃおっつかないし。寒い間に決めたいんだけど。
2011年2月某日 販売希望価格をさげる。
2011年2月某日 久しぶりに見学者。若いご夫婦と定年後のご夫婦と二組。どちらかで決まらないなあ。
2011年2月某日 売買の仲介契約の更新。3カ月では売れなかったね。 
2011年3月某日 もしもこの家が無事に売れたら当然引越しだ。今まで何度か引越しはしたけれど、今までの引越しはオットの会社がらみなので引越し代金は会社持ち。だから、料金のことは気にせずらくらくパックを利用したり実におおらかな引越しをしていた。しかし、今回は全部自分持ち。シビアにいかなければ。一番避けたいのは、ゴミも荷物として引越し業者に運ばれること。いなかの家は現在セカンドハウス状態なのだけど、収納スペースがあるためついつい不要なものをそのままにしていたりする。そんなものをお金払ってまちの家に持って行ってもらい、さらに自分で捨てるのはなんかいや。だから、目下、不用品をあぶりだして自分で持っていけるものは週末行き来する時にまちの家に運ぶようにしているところ。もちろん、燃えるゴミでだせるものはサクサクゴミ出し。
2011年3月某日 東日本で大地震発生。非常事態になった週末だが来場者あり。これが感じのいいお客様で物件も気に入ったご様子。どうせならこんな感じのいい人に次に住んでほしいもの。決めてくれないかなあ。
2011年3月某日 先日の感じのいいお客様は結局契約には至らなかった。不動産屋さんが言うには、震災の影響でうちに限らず反響がさっぱりだそうだ。せっかく広告うってもらったのになあ。その後見学のアポイントメントもはいらず、ぼちぼち掃除したり庭を片付けたり荷物の整理をしたりしている。
2011年4月某日 住宅ローンの金利見直しの時期がきた。この時までに家が売れていてほしかったんだけど。
2011年4月某日 不動産屋さんから電話。なんでもいなかの家を貸してもらえないかという申し出が某企業からあったらしい。うーむ。家賃1ヵ月20万払ってくれるなら貸してもいいけど〜(冗談よ)。いやいや、家を貸すのはもうたくさん。すっぱりきっぱり売却したいのです。
2011年5月某日 二ヶ月ぶりに見学のアポイントメントがはいった。しかし、平日の夕方なのでわたしたちは不在の時にこられることになった。うーん、最近ぜんぜん見学の話がなかったし、連休でごろごろしたあとで、家の掃除があまりできてないんだけどな。そう言うときに限って留守宅見学アポイントメントがはいるんだな。マーフィーの法則発動。
2011年6月某日 震災以来動きが止まっていたけれど、先週末、今週末と一軒ずつ見学があった。きのうのお客様はご主人がもうリタイアされてるので通勤の問題はクリア、もちろんお子さんの学校関係の問題はなく、ガーデニングにもペットにも関心のあるご夫婦。こういう人に次に住んでもらえるとうれしいな。
2011年6月某日 先週から平日も含めて3件も見学があり、それが即お断りではなく「検討中」で、そのうち「申し込み」が一件あった! これできまってほしい。今年の夏はもう草刈りしたくない。
2011年6月某日 価格の折り合いがほぼついたので売買契約の日取りがきまった。もしこのままいくと、七月末までには荷物を全部ひきあげて引き渡しすることになる。この狭いまちの家に果たして荷物がはいるんだろうか。まだまだ悩み多い日々は続きます。