住めばそれなり ごろ日和

黒白猫とその飼い主のごろごろな暮らしをゆる~く発信

ドラマ覚書

平清盛」  いろいろと動きのある回でした。
前回妻の明子をなくした清盛がなんだかんだで結局時子にプロポーズするんだけど、「源氏物語」の世界に憧れている時子の思う理想の求婚シーンとは程遠い(と思われる)シチュエーションのプロポーズ。なんせ相手は初対面の時トイレを探してあたふたしている雀男。場所は屋敷の裏庭みたいなとこで、そこで飼っている鶏が元気に鳴いている。時子の頭の中でガラガラと理想がくずれ落ちていく様子が目に見えるようでした。しかし、二人は結婚。このかわいらしい時子が、清盛亡き後も平家一門の扇のかなめ的存在となるのだから…。
源義朝も由良御前と結婚。そして、頼朝誕生。いまさらだけど玉木宏は声がいいですね。ただ、わたしには永谷園のCMの印象が強くって、セリフをいう度に最後に「永谷園」って聞こえてきそうで落ち着きません。ソニー損保のCMのおねえちゃんと一緒ね。
清盛弟の家盛が秘めた恋(失恋に終る)のことを清盛に思わず話したのはせつなかった。兄上がまわりがすすめるようないいお家の姫君と縁組していれば、家盛は好きな人と結婚していたのかもしれないのよね。現代の一般庶民の家庭でも、兄は結婚に慎重で弟の方がさっさと恋愛結婚するケースはよくあるのにね。
清盛はいいかげん大声で叫ぶのをやめたほうがいいと思う。あと、人の家(院の御所)で小学生みたいなけんかをするのも恥ずかしいからやめて…。そして、そろそろ身なりもきれいにしてほしい。義朝と差がつくぞ。
待賢門院は45歳の生涯を終えられました。最期まできれいな檀れい様でした。しかし旧暦8月(だったよね)に水仙ってさいてるものかしら。いくら東国でも。

それから、前から気になっていたんだけど、由良御前が緋袴を着用しているようだけど、この頃は未婚女性は紫色の袴(今上天皇即位の礼の時、紀宮(当時)様が着用されていた色。他の女性皇族は、高齢の方でも緋袴を着用されていました。)を着ていのでは? 現代の感覚とは異なり、鮮やかな緋の袴は既婚夫人の証。ちょっと違和感覚えました。