住めばそれなり ごろ日和

黒白猫とその飼い主のごろごろな暮らしをゆる~く発信

ふつうの台所がほしい

この間、ビフォーアフターの再放送を見ていたら、台所が玄関の外というお宅がありました。店舗併用住宅で、食事をするのは二階の住居で、台所は一階の店舗の隅にあるのです。台所は狭く、冷蔵庫も食器棚も離れた別の場所にしかおけません。料理ができると、奥さんと娘さんはこぼさないように気をつけながら、料理を持って階段(外階段じゃないのが救い)を上がって行き、玄関の前で息子さんを呼びます。両手がふさがっているからドアを自分たちでは開けられないのです…。
わたしが見たのはここまでなんですが、アフターはどうだったんでしょうか。実はわたしも自宅キッチンに以前から不満をくすぶらせているのですが、このお宅には降参しました。うちも狭いキッチンだけど、ちゃんと家の中にあるし、冷蔵庫は(ガス台の)そばに置けるし、(作りつけの)食器棚も振り向いたら目の前だし(でかい開き戸がついてるから頭ぶつけたりするけど)、食事する場所まで階段は三段しかないし。唯一、畳の部屋で座って食事するから、スリッパをぬいだり立ったり座ったりが面倒かなあ。ははは。
でも、やっぱりわたしもここの奥さんと同じように、台所(調理スペース)のそばで「ふつう」に食事ができる家がいいです。せめて椅子に座って食べたいなあ。家を設計する人は、奇抜なデザインにはしらず、生活することをきちんと考えて設計してほしいですね。特に台所は生活の大事な部分だから。例え施主がヘンな要望を出そうと冷静に諫めるくらいであってほしい。一緒になってはしゃぐようでは失格だと思います。